青年部会経営者研修会「パートナーシップコミュニケーションスキル研修」を開催!

去る7月22日(月)、税経センターで「青年部経営者研修会」が開かれ、会員ら30名が参加した。このセミナーは、研修委員会(岩﨑 崇委員長)の主催で行われ、会員各社の経営の一助となることと交流の場として行なわれている。

今回はFriend Village Communications代表 小室友里様を招聘し、①ジェンダーサイコロジー、②感情を伝える、③褒められ慣れる、の三本柱で開催した。

冒頭、加藤部会長より「本日はお忙しい中の参加大変嬉しく思います。昨今SNSの普及、コロナ禍などを通じてコミュニケーションが苦手な方が増えていると言われていますので、本日は研修を通してプライベート、仕事でのコミュニケーションに役立ててほしい。」とご挨拶があった。

続いて佐々布副委員長より「講師の小室様は、男女コミュニケーションの専門家をされており企業内における男女間のハラスメント予防等をなさっています。」との紹介からスタートした。

 講演は、人と人がコミュニケーションするとはどういうことなのかということから始まり、相手のためにと思っているコミュニケーションが、実は相手のためになっていないケースがあることや価値観の違い、多様性のお話へと進んでいった。

 今回の研修は座学とワークショップで実施された。座学では、心理学的な側面について、「最初に相手を見るところはどこであるか?」という設問があり、「最初に見るのは顔です。まず話しかけたくなるような顔を作りましょう」ということで口角を上げる体操を通じて素敵な笑顔作りを実施した。

次に、我々が無意識的に利用している「言葉」がどれほど便利なツールであるのかを再確認するために、「ワン、ニャン、ブー」という意識伝達のワークショップを実施した。これは言葉は一切利用せず、「ワンワンワン」「ニャンニャンニャン」「ブーブーブー」だけで気持ちを伝えるというワークであり、言葉なくして自分の伝えたいことがどれくらい伝えにくくなるのか痛感した。さらに、昨今叫ばれている「ハラスメントの防止方法」として小室氏より、「小さなYes」「小さなNo」を言える環境を作ってコミュニケーションを取りやすくする提言をいただいた。これにより、我慢し過ぎて、怒りや不満がコップからあふれてこぼれだす前に予防できるとのことであった。

 最後に、今日の気づきを各自がマンダラチャートにまとめ、それをグループ内で発表してお互いに全力で褒め合うというワークを実施して研修は終了した。

 謝辞として常磐副部会長より「笑顔の体操を通じて会員の笑顔をたくさん見ることができコミュニケーション研修をこれからも継続したい、真剣に取り組んでいる会員の姿勢がとても素晴らしかった」と挨拶いただいた。

 私は現地で参加し、ワークショップを通じて会員同士が笑顔になるコミュニケーションが多く、会員間の距離が近くなったと感じました。

青年部会研修委員会 石垣直也